2015年7月17日金曜日
メジルシ/草野たき
あっという間に読み終えた。1日で。
家族のおはなし。
最後はすべてを精算して爽やかに終わるけど、そこまではあんまり気分よく読めるおはなしではない。
親に冷たくされた過去から娘の双葉を愛そうとしても嫉妬が先に来てしまう、双葉の母親。
お調子者で頼りない双葉の父親。
両親が離婚することになって、最後の願い、と、父親が提案した北海道旅行で起こった出来事と、それがきっかけで変わる気持ちのおはなし。
メジルシというタイトルは、主人公の双葉の手にある火傷の痕のこと。
自由の無かった母親が、自由に振る舞う双葉を見て嫉妬心を感じてしまい、つけてしまった火傷を、双葉をこれ以上傷つけないよう目印にしようとした。
円満な家庭に育ったわたしには、幸いにもさっぱりわからない。
おはなしでは、母親よりも父親のどうしようもないところがクローズアップされていたけど、わたしはこの母親のほうが問題アリだと感じた。
そしてたまたま、わたしも明後日から北海道旅行。
25年前の同じ日程で、わたしのママとパパ新婚旅行で北海道へ行った。わたしはもうママの中に出来ていたので、四半世紀越しの北海道旅行なのだ。
ふふ、たのしみ。
Categories: 鑑賞記録
About Me
- mnca
- 東京都, Japan
- 26歳♀下町生まれ下町育ちのクリエイター。
水辺ときれいな色とアロマと旅行と中国茶/台湾茶が大好きで、暗いところと重いものと辛いものが苦手な水属性です。
好きな香りは白檀。PacificaのSANDALWOODを愛用。