2017年11月17日金曜日

ウェディングピーチ(原作)


希少な原作セットを運良く購入できた!

いや〜〜〜〜これも良い!
アニメ版と原作でいろいろと違いのあるものって、どっち派みたいに分かれがちだけども、これに関してはどっちも良い!!
むしろ、よくここまでストーリーの大筋は同じながら、原作とアニメで切り口とテーマ比重の異なりつつも、どっちにも良さのある作品ができたと。

アニメは割と低年齢層向けで、ストーリーに彩りをもたせるようなのほほん学園回がけっこうな話数を占めているのに対して、原作ではアニメでいう進展回(プリュイ戦、イグニス戦、ヴィエント・ウラガーノ・レインデビラ編)だけになっているので、学園回よりも進展回のほうが好きなわたしにはもう最高だった。ラブコメの比重が高めなのもよいね。
シリアス度は原作>アニメだけど、ドラマチック度はアニメ>原作だね。やっぱりBGMとCVのパワーはすごい。

アニメと原作で、掘り下げ度の大きく違うキャラがいて面白い。
掘り下げ度がアニメ>原作なのが、柳葉さま、ポタモス、イグニス、レインデビラで、
原作>アニメなのが、ノクチューン、たくろう、ようすけ父、ももこ母。
アニメであっさりだったノクチューンがだいぶ重要な敵キャラだったのがびっくりでした。プリュイは両方で同じくらいの扱い。原作のレインデビラはなんかよくわかんない。原作のポタモスはアニメほど憎めない愛されポジではないものの、最後のシーンはめちゃ泣ける。ただしももピーより先にようすけにチューしたのはゆるせん。
家族愛の比重が高い原作だと、相打ちになったようすけ父とももこ母も非常に大事なキーパーソン。
アニメのスカーレットはつんつくつんだったけど、原作だとけっこう人間らしさがあってかわいい。ももピーとひなぎくの恋路を遠回りさせる(と、わたしはそう思っている)柳葉さまにいたっては、原作の3/2くらいではほぼ空気。それどころか正体が明かされるまでは黒幕みたいなコマしかない。 そのため、ももピーにうつつを抜かしたりしないたくろうと、柳葉さまにそこまで入れ込んでいないひなぎくの恋物語がスムーズで良い感じ。まさか3人ボーイズの中でたくろうが一番最初に告白をするとは…。
告白と言えば、アニメでは結局一度も「好き」と言わずじまいだったようすけが、原作ではうっかり告白してしまうところなんか、不意打ちすぎてホントに( ゚△ ゚)←こんな顔になった(笑)
読む前に絵だけ見た感じだと、絵柄が古めであんまりようすけかっこよくないかも…と思ったけども、少女漫画独特の胸きゅん要素満載でぜんぜんそんなことなかった。しかしながらヴィエントのデザインはアニメのほうが断然かっこよい(長髪好き)。アニメと違い、ようすけよりももピーのほうが積極的なのが少女漫画っぽい。
衣装とアイテムと必殺技の設定がフンワリしているのはスルーしましょう。

アニメをさんざん見返しまくったせいか、読んでるときにシチュエーションに合ったBGMが脳内で自動的に流れる。そのため感動的なシーンのときは脳内のBGMに合わせて溜めつつ盛り上がりを噛みしめながら読んでいて、5巻にいたっては1冊読むのに2時間もかかったという。デスノート並。
セリフも序盤はアニメとまったく同じなので脳内再生余裕で、その後アニメと違う展開になってきてもちゃんと声優さんがセリフを脳内で読み上げてくれる。ポタモスだけ「みたいな〜」を付け加えればかんぺき。そのくらいキャラと声がハマっているキャスティング。
視聴者のお子様達が混乱しないよう、アニメでは名字と名前を分けて呼ばせないようにしたんだって。原作ではようすけをみんな「風摩」って呼んでるのが少々違和感。「ふうま」だとド直球すぎるから、「かざま」にするという案もあったらしい。いいじゃんかざま。

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東京都, Japan
26歳♀下町生まれ下町育ちのクリエイター。
水辺ときれいな色とアロマと旅行と中国茶/台湾茶が大好きで、暗いところと重いものと辛いものが苦手な水属性です。
好きな香りは白檀。PacificaのSANDALWOODを愛用。

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