2015年6月6日土曜日

ぼくは夜に旅をする

ぼくは夜に旅をする/The Night Tourist
先週図書館で借りたものがたり。
わたしは超がつくくらい本と映画に疎く、ド定番な作品たちでさえ見逃して生きてきている。
道路挟んですぐ向かいに大きい図書館があるのに、ぜーんぜん行ってなかった。

そんなこんなで久しぶりの読書!
活字は眠くなるね!

『ぼくは夜に旅をする(The Night Tourist)』
交通事故で一命をとりとめてからおかしなものが色々と見えるようになった少年ジャックが、ニューヨークのグランドセントラル駅で出会った不思議な少女ユーリに導かれて、ゴーストたちで溢れる死者の世界に行ってしまう。
ゴーストたちは夜になると地下から地上の世界に出られて、生きている人が死者の世界に居られるのは3晩だけ。その間に6歳の時に亡くなった母親のゴーストを探して、ユーリといろいろな手がかりを頼りに冒険をする。
ユーリと3日を過ごすうちに、彼女がもう一度生きたいと思っていること、ジャックもユーリと地上の世界に生きたいと思い始めていることに気づく。

生きている人は本来死者の世界に居てはいけないので、それを取り締まる番人から何度もギリギリのところで逃げて、最終的には何人ものゴーストの協力もあって母親に会うことができる。
一度夫であるジャックの父親に連れられて生き返り、その後もう一度死者の世界に行った母親から、ユーリを生き返らせる方法を尋ね、それは絶対に振り向かずに、ある水路を抜けることだということを教わる。
3晩のタイムリミットが終わる8分前、水路を見つけてユーリと抜けようとしているところを番人に追われ、咄嗟にジャックは振り向いてしまう。ユーリは生き返ることに失敗してしまう。
ジャックはひとりで生きている人の世界に戻ってきて、父親と、母親の亡くなったニューヨークに引っ越して新しい生活を始める。
ユーリを連れ戻せなかった喪失感を抱きながらの学生生活で、ユーリと出会うきっかけになったラテン語の授業に臨む。
前の生活では友達のいなかったジャックが、そのクラスで初めて友達ができ、新しい生活を前向きにスタートする…というおはなし。


シチュエーションを脳内でイメージするのって本の楽しいところだし、むつかしいところなんだね。
いろんな場所に行っていろんなものを見るっていうのは、こんなところにも役立つのか。
海外の駅のドーンと開けたつくりは、プラハとドレスデンに行っていなければ、品川とか日暮里で想像するハメになってたのかw


いろんなクエストをこなしながら目的を目指すおはなしなので、ゲームになったら面白くなりそう。
青鬼みたいに捕まったらおしまいの番人がよりゲームっぽい。

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東京都, Japan
26歳♀下町生まれ下町育ちのクリエイター。
水辺ときれいな色とアロマと旅行と中国茶/台湾茶が大好きで、暗いところと重いものと辛いものが苦手な水属性です。
好きな香りは白檀。PacificaのSANDALWOODを愛用。

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